Contents
<序文>
・コロナ禍を契機にアニメがグローバルメディアになる。
・劇場版だけが正解ではない。
<20年代前半の傾向>
・細田守の「二周目」(Superflat monogram動画も先日Youtubeで公開。要確認!)
・2010年代の趨勢のいくつかが反転(ジェンダーテーマ、アイドルEtc)
・「シャフト・京アニ」はワンオブゼムだがスタジオのブランド化が続く
・ロボットアニメが案外しぶとく生き残る
(グリッドマン、水星の魔女、ブレイバーンなど)
・キッズアニメ系は2024年秋アニメの流れが重要かもしれない
・2020年の「鬼滅」以後の世界および「ジェネリック新海誠」の摩滅
・人気ジャンルの変遷を考える。
・誤用「フルアニメーション」が誤用ではないかもしれない問題を考える。
<2019年から2024年の「最強伝説」ランキング振り返り>
・2019年
・2020年
・2021年
・2022年
・2023年
・2024年(冬、春、夏まで)
<これからのアニメ(ディケイド前半後半問題と不確定な未来)>
・ディケイドごとのアニメをまとめていくと、「前半後半問題」に気づく。
・短期トレンドをめぐるニュースには「金融ニュース」的思惑も混ざる。
・一方で韓国「New jeans」は秋元康の坂シリーズを全て当てこすることで、事実上、坂シリーズを終わらせたといえる。
・2020年代型「バンドアニメ」の増加はアイドルアニメの代替
※本記事は2024/12/24配信ニコニコ動画「石岡良治の最強伝説」を書き起こした備忘録です。
<序文>
本編は、基本は既刊「現代アニメ「超」講義」の続編である。
100作品なり、年間毎のベスト、ワーストを考えることを通じて、
業界の展望を考えたい。
<2020-2024年のアニメ総括「ジャンプ原作&J-POP」レジームを考える>
2019年代以降の展望回。
すなわち「勝者総取りwinner takes all」になって久しいアニメの趨勢である。
実際のところ「ダンダダン」に喝采したり怒りを覚えたりする人が多いものの、
結局「それしか見てない」人が多いのではないか。
それ以外では2024.12時点で漫画「推しの子」「呪術廻戦」最終巻の話題が目立つ。
一方で「宝石の国」最終巻や「このマンガが凄い」の作品をチェックする必要があると考える。
・コロナ禍を契機にアニメがグローバルメディアになる

アニメは産業規模では「未曽有の繁栄期」と言え、まだこの趨勢が続く。
端的には「メジャー原作アニメに最高のリソースが割かれる」。
評価の分かれる原作も「アニメがどうにかする」ケースの増大。
藤本タツキ原作「ルックバック」(2021)の押山清高監督劇場版(2024)なども。
また中国では「さよなら絵梨」が百万部達成など大HITしている。
だがこの状況は楽観視できない。
映像媒体としての「円盤メディア」の急速な衰退がある。
過去のアーカイヴへの関心も強烈にフィルタリングされつつある。
・劇場版だけが正解ではない。

例:ふれる。主人公が様々な料理を振る舞いながら徐々にふれる。
に愛着が沸くような構造の、連続ドラマなどにする方が良かった。
では概略を観ていこう。以下が目次となる。
・20年代前半の傾向
・最強伝説振り返り(各シーズン毎の傑作、惜作の確認)
・これからのアニメ
<20年代前半の傾向>
2020年代前半のモードを幾つかの傾向から考える
「現代アニメ「超講義」」刊行後に起きた主な変化とは、以下6項目。
・細田守の「二周目」(Superflat monogram動画も先日Youtubeで公開。要確認!)
・2010年代の趨勢のいくつかが反転(ジェンダーテーマ、アイドルEtc)
・「シャフト・京アニ」はワンオブゼムだがスタジオのブランド化が続く
・ロボットアニメが案外しぶとく生き残る(グリッドマン、水星の魔女、ブレイバーンなど)
・キッズアニメ系は2024年秋アニメの流れが重要かもしれない
・2020年の「鬼滅」以後の世界および「ジェネリック新海誠」の摩滅
・(あらゆるアニメ映画は興行収入を1日目で6千万円稼ぐ)
・2020年の鬼滅の刃以後の世界とは、

なによりもこの状況で「良作アニメの事前予想」が楽になった。
「ジャンプ原作&J-POP」レジームと呼んだが、
実質的には「日本型ビデオランドの終焉」である。
※米国のレンタルビデオの推移を描く「ビデオランド」も参照のこと。
直近では日本アニメ作品のアーカイヴ機能の衰退の象徴として、Youtubeでの無料公開などが続く。虫プロ「80年鉄腕アトムの軌跡」など。
ここにはレンタルショップと実店舗における「円盤得点」の衰微がある。
「少年ジャンプ+」が日本マンガの多くの傾向を集約し、Webtoonと併存している。ただしメソッドとしての翳りも見える。
ジャンプアニメの覇者/憧れは、90年代は鳥山明、00年代前後は尾田栄一郎、久保帯人、岸本斉史。20年代は藤本タツキである。
ここでチェンソーマン2部が大きく受けていないことが、
リブートの下地を却って醸成している。
直近のバズる漫画(岡田索雲(アンチマンなど))はパターンが全て同じか、
藤本タツキフォロワーである。
チ。やダーウィン事変なども藤本タツキ的な流れにあり、
かつ藤本タツキが一枚上手である。
藤本タツキは元々青年漫画家であり、
進撃の巨人と東京グールを完全に飲み込んだ作家である。
「アニソン格下論」の終焉、
だがそれによってアイドルアニメもピンチになっている。
推しの子は芸能界よりむしろリアル声優界の描写に近いと考えられる。
Vtuberものは「キラッとプリちゃん」が初期である。

・2010年代の趨勢の消失を考える。
ゼロ年代型深夜アニメの性的テーマの「男性中心主義」の解体は
「性的表現が全方位に広がる」のではなく、
「メジャー少年誌を全員が読む」に落ち着く。
例えば「スキップとローファー」は少し前のいくえみ綾、
吉田秋生などが少女コミックやマーガレットに載せる作風のフォロワーであるが、
実際の連載誌は「アフタヌーン」であるなど。
「異性愛恋愛モノ」を疎む傾向と、「カップル安定の「~さん」もの」の共存。
(例:「合コンに行ったら女の子がいなかった話」における3組のカップルなど。
不安定なカップルは視聴者にストレスをもたらすため)。
だがアウトローモチーフは健在だが「恋愛は愚行権」の時代の到来の可能性がある。
つまり道徳順守のモチーフの台頭で、「来世は他人が良い」など若頭彼氏、
飲酒と喫煙などを「愚行権」と定義するが、
恋愛も「愚行権」の対象になりつつある。
ハリウッド映画すら同じ傾向がある。
例えばティーンズ向けコンテンツにおいて、
異性バディものにおいても恋愛に発展させない
(お互い恋人が別々に要るキャラデザの増加。
「スパイダーマン」のピーターとMJなど)。

・ジェネリック新海誠の摩滅を考える。
おおむね2022年「すずめの戸締り」で新海誠自身が「戸締り」した。
サブジャンルは同年「愛へのトンネル、さよならの出口」で締めくくりした。
※経緯的にはジブリ「海が聴こえる」→「耳をすませば」で1周。細田守「時をかける少女」→「すずめの戸締り」で2周、である。
2024年「がんばっていきまっしょい」が過剰に「古く」見えた遠因でもある可能性がある。
※内容的に悪くないため、
数年前に放映されていればもう少しヒットした可能性があった。
だがグローバルなYA文学ニーズと日本型「青春もの」のズレは残る。
2023年宮崎駿「君たちはどう生きるか」が世界で過剰に評価される軸が健在であることもそれを示す。
つまり少年(真人)の青春と家族の問題、未来への可能性の提示など、
グローバルなYA文学のニーズを全て内包している。
一方で日本人には宮崎駿個人の作風の印象が基本にあるため、
あくまで老人の私小説として捉えがち。
これはアニメのアーカイヴ化による作品の一斉並列の弊害とも言え、
このトレンドは加速していくと思われる。
更に、過去作品のリバイバルは、このトレンドに載せて仕掛けてくると思われる。

・アニメスタジオのブランド化問題を考える。
MAPPAやUfotableなど「安定」とされるブランドも盤石な経営、
労働環境とは言い難い。
実質的には「トップ人材」の取り合いになっており、
「ジャンプアニメ」がそうしたリソースを集める状況である。
地味に東映の3DCGが「凄い」雰囲気
(「The First SLUM DUNK」「ガールズバンドクライ」「ゲゲゲの謎」など)
が産まれ、老舗は変わらず強い。
東宝やワーナーの動向が注目に値する。
ワーナージャパンは日本オタクコンテンツに特化したが、
少し前の日本アニメマーケットに特化した事例として
「異世界スーサイドスクワッド」なども展開。
「独占配信だと埋もれる」日本のメディア事情も存続している。
例えば、BEASTERS FinaLなど、北米に比較して日本では話題に埋もれがち。
ここには北米におけるCNNやBBCなどの単一チャンネルの「多チャンネル化」
(ひたすらニュース、スポーツ、アニメなど)に対して、
日本では6放送局(日テレ、TBS、フジ、朝日、東京、NHK)による旧メディアの支配が長く中央集権的な体制であり、配信文化が根付かない。

・人気ジャンルの変遷を考える。
すべてをメジャー少年誌が集める中、盛衰も明らかである。
異世界転生ものの安いルーティンは「メイン女性向け」作品も増加させた。
「ラノベ青春もの」のもつ「日本近代文学」ドライブ(インテリ男性恋愛)と、
「ファンタジー・ホラー」などの「和製YA枠」(女性読者が多い枠)など。
このような「アニメと文学」を石岡良治としては軽視しすぎていたので検討事項が多い。
近作では「負けヒロインが多すぎる!」(前者)、「薬屋のひとりごと」(後者)などが該当する。

・誤用「フルアニメーション」が誤用ではないかもしれない問題を考える。
(アプリゲームのイベントムービーなどの呼称)。
アプリゲームはレッドオーシャンになって久しく、
間もなく文化的に終焉を迎える雰囲気があるが、
一方で「東アジアの共通オタク文化」を形成してもいる。
この種の「イベントムービー」と並ぶ、ショート動画時代の「アニメ」である。
いわゆるダンス業界における呼称の「ロボットダンス」は
別称「アニメーション」であり、
グローバルには「アニメーション」は
「ロボットダンス」という認識が成されている。
つまり「Bling-Bang-Bang-born」しか覚えられていないという
「マッシュル」の哀しい事情は一周回って新しいかもしれない。
<2019年から2024年の「最強伝説」ランキング振り返り>
リスト化してみると「ワースト」ものに石岡良治の個性が表れている。
マイナーな「ベスト」もだが(「プリティー」シリーズ派、Etc)、
以下、2019-2024をまとめて表示していく(詳しくは各回アーカイヴ参照)。
基本的に「大メジャー作」もおさえてあるが、映画はあまり選出されない。
今後の分析の展望として、「テレビアニメの30分枠」の定型性を
映画の長さの可変性との対比を踏まえて考えてみたい
(文学史をリラーニングする、特に俳句短歌など)。
「ベスト(ワースト)セレクション」が今後さらに問われるとみている。
2019年。
冬
ベスト:モブサイコ100(2期)、約束のネバーランド、どろろ

ワースト:けものフレンズ2、バーチャルさんはみている

春
ベスト:どろろ、さらざんまい、キラっとプリチャン、
KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-

ワースト:消滅都市、Fairy Gone

夏
ベスト:Dr STONE、彼方のアストラ、鬼滅の刃、ダンベル何キロ持てる?、
まちカドまぞく、Re:ステージ!


秋
ベスト:BEASTERS、入間くん、慎重勇者、星合の空、俺を好きなのはお前だけかよ

ワースト:アサシンズプライド、Z/Xcode Reunion、アフリカのサラリーマン

2020年。
冬
ベスト:PUI PUI モルカー、SK∞、ウマ娘Season2、ワールドトリガー2nd


春
ベスト:
乙女ゲーム破滅フラグ、プリンセスコネクト、グレイブニル、邪神ちゃん、
ミュークル

ワースト:八男、白猫プロジェクト、攻殻機動隊SAC_2045

夏
ベスト:魔王学院の不適合者、デカダンス、とある科学の超電磁砲T

ワースト:GIBATE

秋
ベスト:魔王城でおやすみ、アクダマドライブ、ゴールデンカムイ、無難なナナ、
ヒプノシスマイク


2021年。
冬
殿堂:入間くん、鬼太郎6期、プリ☆チャンシーズン2、ゾイドワイルドZERO

ベスト:映像研、ID:INVADED、シートン学園、推しが武道館いってくれたら死ぬ

ワースト:7/22(2024年であればベスト)、プランダラ、歌舞伎町シャーロック、ファンタシースターオンライン2

春
ベスト:オッドタクシー、Vivy、東京リベンジャーズ、シャドーハウス

ワースト:おさななじみがまけない、究極進化したフルダイブRPG、
恋と呼ぶには気持ち悪い、ひげひろ

夏
ベスト:かげきしょうじょ!!、ラブライブ!スーパースター!!、Sonny Boy、
うらみちお兄さん

ワースト:探偵はもう、死んでいる。、現実主義勇者の王国再建記、
D_CIDE TRAUMEREI

秋
ベスト:吸血鬼すぐ死ぬ、Takt op.Destiny、
メガトン級ムサシ(2024年であればワースト)

ワースト:テスラノート、DeepInsanity、MUTEKING,海賊王女

2022年。
冬
ベスト:時光代理人-LINK CLICK-、86、プリンセスコネクトSeason2、
着せ替え人形は恋をする、異世界美少女受肉おじさんと

ワースト:錆色のアーマ-黎明-、賢者の弟子を名乗る賢者、東京24区、
トライブナイン

春
ベスト:パリピ孔明、SPY×FAMILY、まちカドまぞく2丁目、BIRDIE WING

殿堂級ワースト:境界戦機

夏
ベスト:てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!、リコリス・リコイル、シャインポスト、
邪神ちゃんドロップキックX

ワースト:惑星のさみだれ、はたらく魔王さま!!、東京ミュウミュウにゅ~♡

秋
ベスト:ぼっち・ざ・ろっく、アキバ冥土戦争、アークナイツ、異世界おじさん、
ガンダム水星の魔女、DoIt Youself!!、チェンソーマン

ワースト:かがみの孤城、VAZZROCK THE ANIMATION

2023年
冬
ベスト:TRIGUN STAMPEDE 、転生王女と天才令嬢の魔法革命、僕とロボコ、
冰剣の魔術師が世界を統べる、英雄王、武を極めるため転生す


春
ベスト:アリス・アギア・アイリス、推しの子※ブログ内記事、
https://kamikatsu-anime.jp/神無き世界のカミサマ活動、
水星の魔女Season2、山田くんとLv999の恋をする、私の百合はお仕事です!

ワースト:デレマスU149、
天国大魔境(グローバルアニメ布教活動家の節穴観、
フランス人のアニメ観の低俗さの象徴)、
魔法少女マジカルデストロイヤーズ

夏
ベスト:BanGDream!It’s MyGO!!!!!、ダークギャザリング、
アンデッドガール・マーダーファルス、わたしの幸せな結婚

ワースト:境界戦機 極鋼ノ装鬼、ゾン100、幻日のヨハネ

秋
ベスト(鉄板作):薬屋のひとりごと、葬送のフリーレン、呪術廻戦「渋谷事変」、進撃の巨人The final Season完結編後編

ベスト次点:ダークギャザリング、でこぼこ魔女の親子事情、ヒプマイS2、
アンデッドアンラック

ワースト:はめつのおうこく、ポーション頼みで生き延びます!、
僕らの雨いろプロトコル
→異世界転生ものは、異世界ビジネスで政商化して生存戦略を図る系列が多すぎる。ジェンダー文脈で女性向けの同種作品は無視されがちだが同じ構造

2024年。
冬
殿堂:ダンジョン飯、薬屋のひとりごと、薬屋のひとりごと



春
殿堂;ダンジョン飯、響け!ユーフォニアム3

ベスト:ガールズバンドクライ、変人のサラダボウル、
転生したら第七王子だったので気ままに魔術を極めます
(ビジュアルセンスが独特で良い)

ワースト:アイドルマスターシャイニーカラーズ、アストロノオト、
怪獣8号、Re:Monster

夏
殿堂:推しの子2期、<物語>シリーズオフ&モンスターシーズン、逃げ上手の若君

ベスト:負けヒロインが多すぎる!、杖と剣のウィストリア、ラーメン赤猫

ワースト:ATRI-MyDear Moments-、グレンダイザーU、僕の妻は感情が無い、
菜なれ花なれ
※グレンダイザーUはアラブの王様に媚びすぎ。HUNTER×HUNTERに放り込むべき。


ベスト アクロトリップ、SAO GGO2、嘆きの亡霊は引退したい、
ぷにるはかわいいスライム

ワースト アイドルマスターシャイニーカラーズ2nd、
妖怪学校の先生はじめました!
歴史に残る悪女になるぞ

2025冬アニメ
神 BanG Dream! Ave Mujica

殿堂 メダリスト

ベスト
「全修。」



<これからのアニメ(ディケイド前半後半問題と不確定な未来)>

・ディケイドごとのアニメをまとめていくと、「前半後半問題」に気づく。
例えば90’s前半、00’s前半のアニメが埋もれやすい傾向がある。
具体例:90年代ではCLAMP,りんたろう「X」、「XX」、「きんぎょ注意報」、
「DTエイトロン」など。
00年代では「灰羽連盟」、「ぱにぽにだっしゅ」、「ギャラクシーエンジェル」、「DARKER THAN BLACK」など。
これは1995年(新世紀エヴァンゲリオン)と2006年(涼宮ハルヒの憂鬱)がシンボリックであるため。
そこで、2020年代後半アニメをどう考えるか?
アニメ市場が大きくなる趨勢は止まらないとみるが、停滞もありうる。
案外「2025年以降の国際情勢」が重要かもしれない。
主要国+αのリーダー動向(&暴走)で色々動きがありえる。
日本は割と平気であるが、
韓国、米国、中国、ロシア、イスラエル、ドイツ、フランス、インド、、、など
不確定要素が強いリーダーが台頭している。
例えば2019年夏に「ダンベル何キロ持てる?」ではロシア当てこすり、
スペツナズ特殊部隊など放送しやすかった。
アーリャさん(たまにボソッとロシア語でしゃべる)はギリギリ許されている感がある(ただしダメな「なろう系」)
あるいは、「海のトリトン」などは、
イスラエルを彷彿させるラストのシナリオである。

・短期トレンドをめぐるニュースには「金融ニュース」的思惑も混ざる。
中国スマホアプリと韓国Webtoon、K-POP関連のニュースに顕著である。
中国の対策非スマホゲームの増加のトレンド、Webtoonの伸びは懐疑的に思われる。
J-POPやJ-ROCK、アニソンなら売れてしまう問題の今後についての問題も同様。
例えばYOASOBIやCreepy Nuts、Adoは韓国の最先端POPの楽曲つくりほどの洗練さはないが、
アニメミュージックとタイアップすることで話題性を得ている部分が大きい。

・一方で韓国「New jeans」は秋元康の坂シリーズを全て当てこすることで、事実上、坂シリーズを終わらせたといえる。
また一方で推しの子実写映画における楽曲は、
ももいろクローバーZから坂シリーズまでのツボを全て押さえており、
秀作といえる。
さらに推しの子実写のラスボス:カミキヒカルを二宮和也が演じており、
漫画版の元B小町のニノを(偶然にも)重ねているほか、
少年虐待性愛問題の被害者で心を病むというキャラ設定(旧ジャニーズ問題)と完全に重なっており、驚異的な設定力でもある。
アイドルの文脈でいうと映画「トラペジウム」はアイドルのリアル文脈、
バンドアニメのギスギス感、恋愛感覚の排除などにより、
洗練されたアイドル文化の現在地を示した秀作であり必見。
2010年代から2020年代にいたるアニメ表現の変化には、
「日本以外のマーケットの拡大」が大きなファクターとなっている。

・2020年代型「バンドアニメ」の増加はアイドルアニメの代替、
かつ「20世紀東アジアポップカルチャー」における日本優位のシンボルに成りうる。
バンドアニメの弱点はキッズ層へのリーチの無さであり、「プリティリズム」のような作品がHITするのが重要である。
ドロドロドラマ枠であれば、
プリティーリズム rainbowLiveやSHOW BY ROCK などが参照枠になりえた。
・結論
斯様に日本アニメの土壌は豊潤であり、
例えば「らんま」のリブートに象徴されるように、
ジャンプアニメ以外も踏まえたリソースの有効活用が発展のカギとなると考える。


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