岡田麿里

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アリスとテレスのまぼろし工場

~グロテスクな美学と、外部との接続へ~Contents・所見・秩父が産んだトップクリエイター、岡田麿里 あるいは秩父三部作・「真心の想像力」と「母性のディストピア」  「True tears」から「さよならの朝に約束の花をかざろう」へ・時代...
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前橋ウィッチーズ

反転するアイドル像と格差の問題Contents・所感、梗概・アイドル像、あるいは「日常系」の終焉 ・魔法少女における魔法の表象と変遷 ・認知療法について  赤城ユイナの行動パターンに観られる認知療法・認知療法で救えないもの 経済格差と三俣チ...
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新海誠 試論 初期三部作と「余韻」

新海誠 試論 初期三部作と「余韻」「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」Contents・余韻とは何か・新海誠とその作品・風景の美学の原点・主観的な世界の視覚的変遷 「言の葉の庭」抄録・初期三部作と後期三部作の違い...
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「全修。」

あるいはジェンダー格差の摩滅Contents・所感・タイトルと課題・芸術と思想・個人的な経験 画家欲求と思想的乖離・作家主義とキャラ萌え、あるいは弁証法的発展 1・作家主義とキャラ萌え、あるいは弁証法的発展 2・作家主義とキャラ萌え、あるい...
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心が叫びたがってるんだ ~言葉の獲得と喪失による成熟~

「超平和バスターズ」による、「あの花」に続く「秩父3部作」の2作目。「心が叫びたがってるんだ。」は、しかし、秩父とは微妙に舞台設定をずらし、横瀬町(住宅)、足利市(学校)、高崎市(ラブホ)に軸をおいた作品だ。これは石岡良治が指摘するように、...
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ふれる。        ~超平和バスターズの新境地~

Contents<超平和バスターズの現在点>・内容紹介<論点>我々は如何に事物にふれ、如何に世界を認識するか?・本作のテーマ、コミュニケーション・フィルターバブル効果・Somewhereな人々とAnywhereな人々の分断・SNS/ネットワ...
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さよならの朝に約束の花をかざろう        ~静的な母性と動的な思春期の先へ~

2024/10/4に、岡田麿里の脚本最新作の映画「ふれる」が公開される。 これに先立ちこの半年間、岡田麿里作品とP.A.WORKS作品を中心にその過程と変化を追いかけてきた。 本作「さよならの朝に約束の花をかざろう」は、脚本家:岡田麿里によ...
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あの日見た花を僕たちはまだ知らない       ~虚構の中で「虚構」を描くことの功罪~

・批評家で編集者の宇野常寛は、この作品を評して「虚構で虚構を描くことの批評性が皆無であることを除き、素晴らしい作品」と述べていた。正直、自分もこの制作陣には毎回期待している。というかファンだ。希代のストーリーテラーとしての「超平和バスターズ...
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True tears ~思春期の美しさと儚さ~

批評家で早稲田大学教授である石岡良治は、この作品を称して「思春期」の「美しい終わらせ方」という表現を用いた。思春期とその終わりを考えるうえで、天然キャラへの考察がかつてなく面白い、そういう視点で、富山県の南砺市を舞台に繰り広げる、昼ドラ展開...
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とらドラ! ~「愛するということ」、あるいは自立について~

0年代終盤のラブコメ金字塔にして、特に脚本家、アニメーション監督 岡田麿里の初期の脚本の代表作として知られる、「とらドラ!」。ゼロ年代に台頭してきた、個人の成長や成熟を、明確な経済的自立や技術力などの立脚点ではなく、多様化し高速化、複雑化す...