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BanG Dream It’s MyGO!!!!!  ~箱庭の限界を試す~

Contents・所感・BanGDream!とは・BanG Dream!の主要なユーザー層は?・BanG Dream!の成長性と限界、「BanG Dream It’s MyGO!!!!!」の製作の必然性・異様な箱庭空間としての舞台装置、ある...
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さよならの朝に約束の花をかざろう        ~静的な母性と動的な思春期の先へ~

2024/10/4に、岡田麿里の脚本最新作の映画「ふれる」が公開される。 これに先立ちこの半年間、岡田麿里作品とP.A.WORKS作品を中心にその過程と変化を追いかけてきた。 本作「さよならの朝に約束の花をかざろう」は、脚本家:岡田麿里によ...
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響け!ユーフォニアム~京アニ思想の新機軸~

・足掛け10年間にわたり、劇場版を含めたサーガとして、2024年春に完結した京都アニメーションによる「響け!ユーフォニアム」。原作小説への批評的な脚本構成への介入、圧倒的な京都府宇治の風景描写、高校生活や吹奏楽部活動の繊細なリアリティ描写、...
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あの日見た花を僕たちはまだ知らない       ~虚構の中で「虚構」を描くことの功罪~

・批評家で編集者の宇野常寛は、この作品を評して「虚構で虚構を描くことの批評性が皆無であることを除き、素晴らしい作品」と述べていた。正直、自分もこの制作陣には毎回期待している。というかファンだ。希代のストーリーテラーとしての「超平和バスターズ...
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きみの色  ~祈りに見出す喜び~

山田尚子監督の最新作、劇場アニメーション「きみの色」を観てきた。公開初日、台風10号の接近の影響で交通機関は乱れ留まり、映画館の人の入りも夜が更けるほどに疎らだった。所感としては、良かった。未熟な自我の、キャンバスに描かれる不可能性への諦念...
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ぼっち・ざ・ろっく!   ~大衆化した音楽アニメの豊かな萌芽~

2024年6月公開の劇場版「ぼっち・ざ・ろっく!Re:」、同年8月公開の「ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:」を観てきた。連れて行った小学4年生の娘が存外に大満足していたので、改めてその魅力について考えてみたい。・あらすじ簡単にアニメーション...
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四畳半神話大系     ~可能世界と代替不可能性~

・「セカイ系」から「日常系」へ「セカイ系」とは何か。端的に言えばそれは、(多くは肥大化した)「自意識」を、(多くは矮小化された)「世界」(恋愛等)に回収させることで世界を充足、物語を構成する物語体系である。個人の自意識や自立の観点から、やや...
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True tears ~思春期の美しさと儚さ~

批評家で早稲田大学教授である石岡良治は、この作品を称して「思春期」の「美しい終わらせ方」という表現を用いた。思春期とその終わりを考えるうえで、天然キャラへの考察がかつてなく面白い、そういう視点で、富山県の南砺市を舞台に繰り広げる、昼ドラ展開...
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蒼穹のファフナー    ~祝祭としての人身御供について~

「蒼穹のファフナー」シリーズを全て、具体的には「第1期(2005年)」、「TV special RIGHT OF LEFT」「劇場版 HEAVEN AND EARTH」「EXODUS」「THE BEYOND」を鑑了した。所感としては、1期で...
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「機動戦士ガンダム  SEED FREEDOM」 ~現代の戦争観と公平・公正な社会について~

ガンダム映画歴代史上最高の興行収入48億円、動員観客数250万人以上を打ち立てた、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を鑑賞した。作画、絵コンテ、演出、そして毎度秀逸なアイキャッチ画像(ガンダムがソードを斜に構えた止め画)、新旧のガ...