
2025.12.01 備忘録として。
・所見
基本はtv先行配信の総集編。2026.01より続編が放映される予定。
テーマは「自己肯定」。
サブタイトルは「私は、私を好きになりたい!」である。
主人公のれな子の、装うこと、自己暗示による、無自覚なたらしこみ性格の自覚化構造がモチーフとして提示される。
れな子の過剰な台詞と過剰な自己嫌悪は、他者肯定による虚構の強化である。
例えるなら、「うる星やつら」的お約束の女子ハーレムによる虚構の強化でもある。
強化された虚構における一婦多妻ハーレムという虚構像の提示が示される最期は、
視聴者に女子ハーレムという空間以上に、虚構が成し得るもの(あるいは成し得ないもの)を見せつけるだろう。
虚構と不自然、現実と自然を対置するなら、
雑誌「ユリイカ」の岡田麿里特集p134「岡田麿里と声優の音声の「自然さ」」における虚構の中の自然、自然の不自然、不自然な自然論も参照である。
・総評
演出: 8/10
虚構世界の新しい提示は虚構の強化により齎される。さらなるゴミの発掘。
ゴミれな子を可愛い彩る導線作り、果穂のキャラたては優れもの
脚本: 8/10
果穂への集中と発掘による装いへの回路、
洗脳構造における自己否定から自己肯定への回路の提示、
虚構世界の現実への介入による自己肯定回路と他者肯定、
紫陽花とのデートにおける性的接触と恋愛感情確認、
コスプレ会場におけるれな子と果穂の装いの自覚化、
紫陽花と舞のデート撮影会、
舞台上のスペシャルゲストという状況での演劇的な一婦多妻構造のゴミ宣言がある。
絵コンテ:7/10
揺れ動くれな子達、細やかな髪の流れ、ささめく瞳、予算の全てが人物の描写に集中する。
良く動き回る前半の果穂関連と対比されるような後半のコスプレ会場周りの喋りへの依存は眠気を誘う
キャラデザ:5/10
喋り過ぎることで寧ろ虚構を強化する構造がある。
陽気と陰気を往復する果穂の清々しさと対照化されるれな子の見苦しさは、
紫陽花の朗らかさ、舞の王様感、皐月の無感情さで引き立つ
美術:3/10
流石に劇場でやるクオリティとは思わせないほど適当な撮影会場、ラブホ、学校、コスプレ会場控室、、
さらに料理や駄菓子も荒い。人物描写への集中を促す。
音響:8/10
ギャグでの存在感が過剰だが、基本的には劇判で良い。


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